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BACKUP

バックアップ

説明

指定されたデータベース、テーブル、またはパーティションのデータをバックアップします。現在、StarRocksはOLAPテーブルのデータバックアップのみをサポートしています。詳細については、データのバックアップと復元を参照してください。

バックアップは非同期操作です。SHOW BACKUPを使用してバックアップジョブのステータスを確認したり、CANCEL BACKUPを使用してバックアップジョブをキャンセルしたりすることができます。スナップショット情報はSHOW SNAPSHOTで表示できます。

注意

  • 管理者権限を持つユーザーのみがデータをバックアップできます。
  • 各データベースでは、同時に実行できるバックアップまたはリストアジョブは1つだけです。それ以外の場合、StarRocksがエラーを返します。
  • StarRocksでは、データバックアップのためのデータ圧縮アルゴリズムの指定はサポートされていません。

構文

BACKUP SNAPSHOT <db_name>.<snapshot_name>
TO <repository_name>
[ ON ( <table_name> [ PARTITION ( <partition_name> [, ...] ) ]
[, ...] ) ]
[ PROPERTIES ("key"="value" [, ...] ) ]

パラメータ

パラメーター

説明

db_name

バックアップするデータを保存しているデータベースの名前。

snapshot_name

データスナップショットの名前を指定します。グローバルに一意である必要があります。

repository_name

リポジトリの名前。 CREATE REPOSITORY を使用してリポジトリを作成できます。

ON

バックアップするテーブルの名前。このパラメータが指定されていない場合は、データベース全体がバックアップされます。

PARTITION

バックアップするパーティションの名前。このパラメータが指定されていない場合は、テーブル全体がバックアップされます。

PROPERTIES

データスナップショットのプロパティ。有効なキー:type: バックアップタイプ。現在は完全バックアップ FULL のみサポートされています。デフォルト: FULLtimeout: タスクのタイムアウト。単位: 秒。デフォルト: 86400

例1: データベース example_db をリポジトリ example_repo にバックアップします。

BACKUP SNAPSHOT example_db.snapshot_label1
TO example_repo
PROPERTIES ("type" = "full");

例2: example_db のテーブル example_tblexample_repo にバックアップします。

BACKUP SNAPSHOT example_db.snapshot_label2
TO example_repo
ON (example_tbl);

例3: example_tbl のパーティション p1p2、およびテーブル example_tbl2example_db から example_repo にバックアップします。

BACKUP SNAPSHOT example_db.snapshot_label3
TO example_repo
ON(
example_tbl PARTITION (p1, p2),
example_tbl2
);