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covar_pop

COVAR_POP

説明​

2つの式の母集団共分散を返します。この関数はv2.5.10からサポートされています。また、ウィンドウ関数としても使用できます。

構文​

COVAR_POP(expr1, expr2)

パラメータ​

expr1とexpr2はTINYINT、SMALLINT、INT、BIGINT、LARGEINT、FLOAT、DOUBLE、またはDECIMALに評価される必要があります。

expr1とexpr2がテーブルの列である場合、この関数はこれらの2つの列の母集団共分散を計算します。

戻り値​

DOUBLE値を返します。以下の式で表されます。ここで、nはテーブルの行数を表します:

covar_pop formula

使用上の注意​

  • データ行は、この行の2つの列が非NULL値である場合にのみカウントされます。それ以外の場合、このデータ行は結果から除外されます。
  • 入力がNULLの場合、NULLが返されます。

例​

テーブルaggに次のデータがあるとします:

mysql> select * from agg;
+------+-------+-------+
| no   | k     | v     |
+------+-------+-------+
|    1 | 10.00 |  NULL |
|    2 | 10.00 | 11.00 |
|    2 | 20.00 | 22.00 |
|    2 | 25.00 |  NULL |
|    2 | 30.00 | 35.00 |
+------+-------+-------+

k列とv列の母集団共分散を計算します:

mysql> select no,COVAR_POP(k,v) from agg group by no;
+------+-------------------+
| no   | covar_pop(k, v)   |
+------+-------------------+
|    1 |              NULL |
|    2 | 79.99999999999999 |
+------+-------------------+